京都にある「うどんえんどう」って知ってる?実は元魚屋さんが経営する最強のうどん屋さんなんです!
京都東山区、今熊野にある「うどんえんどう」さん。オープンしたのは2020年でまだ数年しか経っていませんが百名店に選出されています。
■上から読んでも下から読んでも「うどんえんどう」
実はもう5回以上訪問していて、うどんえんどうさんの大ファンです!!
本当は教えたくありません!
ですが・・・
どうしても伝えたいのでこれまでの記録を全て公開し、うどんえんどうの完全レポートをします!
■うどんえんどうの原価率100%ランチやディナーのメニューは?
■うどんえんどうは予約できるのか?
■うどんえんどうの店主はどんな人?
など気になる情報をお届けします。
うどんえんどうの店主は元プロの魚の目利き
うどんえんどうは夫婦で経営されています。義理の娘さんがお手伝いしていることもあり家族で切り盛りされているアットホームなお店です。
店主であるお父さんは昔から「遠藤商店」という魚屋さんをしており、京都の名だたる料理店に魚を下ろしてきたプロの魚の目利きです。
その目利きっぷりは京都の業界で知らない人はいないと言われるほど信頼されています。
お店に訪問したときは京都のあらゆるお店の店主さんがうどんえんどうさんの食事を食べに来ていました。
息子さんは京都祇園の超有名店「ぎをん遠藤」を料理人として経営されています。
お母さんは美人で仕事ができるスヌーピー大好きなおちゃめな人。お母さんが作る料理は絶品なんです。
うどんえんどうの原価率100%メニュー
とにかくこんなに新鮮でおいしい魚をこの値段で出してくれるの!?と驚き感動したのが初見の思い出です。
初めての訪問時はランチ、2回目は夜のコースとアラカルト、3回目以降はアラカルトで注文していますのでそれぞれ紹介していきますね!!
原価率100%メニュー気になりますよね~
うどんえんどうの破格ランチ(880円)
ランチメニューはこんな感じです。
破格のうどんランチ
初訪問はいちばんノーマルなうどんランチを選択。
ちなみにお昼でもアラカルトメニューは頼めます!
・うどん+お作り(三種)+ごはん(漬物付き)★うどんは選べます
・うどんの麵は京都で超有名中華のお店「斎華」さんの麺を特別に仕入れている
豪華です!うどんはきつねうどんを選んだよ~♪
このボリュームで880円です。ありえないです。
お造りはサーモン、タコ、タイの三種。これが本当に新鮮でおいしい!これを食べた瞬間に普通のお店じゃないことに気付きます。
普通の居酒屋レベルを超えています!さすが元魚屋さん!
もちろんビール飲んでます!お昼から飲めるって最高ですね。
うどんはあの中華の超有名店(行ってみたい…)「斎華」さんの麺を特別に仕入れているそうです。
お昼と夜の麺が違います。昼はノーマルな太さでコシは強すぎず、でも弾力あり。
出汁は自家製で、これが絶妙な下限なのです。
おいしい~~~!うどんの出汁にはうるさいんです!
破格の煮魚定食(880円)
別の日に煮魚定食を注文。お魚はサバにしたよ!
・サバ(又はカレイ)煮付+小鉢(1品)+かす汁+ごはん(漬物付き)
・お造り付きで1,320円
これもめちゃくちゃ豪華~!
お造りは迷わず付けますよ!
しまあじ、明石のたい、サーモンです♪おいしすぎますよ!
「値段安すぎませんか?」と聞くと
「そやねん。利益ありまへんで~ガハハハ~」と豪快に笑うお父さん。素敵すぎる!
さばの煮込みは特製の出汁と醤油がさばにしっかりと絡んで美味しすぎる!!
かす汁は酒かすの風味を感じる甘酒のような雰囲気をかもし出しています。あまりこういう郷土料理的な汁を飲んだことがなく、新鮮な気持ちになりこれも良きです。
スイッチ入っちゃってます。ビールからの日本酒の道へ!
お父さんおススメの限定酒「秀鳳」。初めて飲みましたが飲みやすくて美味しい!
煮魚と合いすぎます!!飲みすぎるやつ。幸せです。
うどんえんどう夜のコース(3,500円)
豪華な夜のコースを紹介します。
付きだし+お造り+焼き物(揚げ物)+うどん+ご飯(漬物付き)
まずはおぼろ豆腐。これが見た目以上に上品な味でショウガがきいていて絶品。
バクバク食べてしまいました。
安定のお造り三種はもう説明不要の美味しさ。お昼の顔ぶれとまた違います。
えんどうさんのマグロは日によって赤身だったりトロだったりとその時良いものを出してくれるのでいつも違う美味しさを味わえます!
ハモ、まいたけ、ししとうの天ぷら。
この時の旬であるハモは骨切りがしっかりしてあり臭さもありません。最高においしいです。
わたくしまいたけがそんなに好きではないのですが、この天ぷらは奪い合うほど美味しくて揚げ加減も最高でした。
ビールが進む~!!
ここでお母さんから「今日のトンカツめちゃくちゃ美味しいよ~」とお声がけいただき、追加注文!
おススメしていただいただけあってさいっこうのトンカツでしたよ。肉はやわらかく衣はサクサク。
トンカツって重たい食べ物だと思っていましたが箸が止まらない!ビールも止まらない!幸せ。
気分が良くなってワインをいただきます。ボトルですね~
うどんえんどうさんでは日本酒も豊富ですが、ワインも種類が豊富なんです!
お父さんはワイン通でもあるのです。ほろ酔いです。
締めにコースのうどんをいただきます。牛すじうどんをチョイス。
☑「にくの匠 三芳」さんから仕入れた超絶品の牛すじ!!!
☑ 夜の麺は昼より細め
この牛すじはうどんえんどうさんの看板商品です!(うどん屋じゃないのか)絶対に頼むべきです。牛すじ至上最強と言えます。
そして夜の麺はお昼より細めでつるつる。夜の締めにふさわしい軽さがあります。このうどん出汁も最高なんですよね。
うどんえんどうのアラカルトメニュー
今となってはいつもアラカルトで注文します。好きなものをわがままに堪能したい方はアラカルトがおススメ!ちなみに2人以上で行く場合、1人はコースで1人はアラカルトという選択もできます。
お造り盛り合わせ(2,500円)
みごとな鮮やかな彩り!そして何度も言いますが価格破壊です。これで2,500円は異常です、安すぎます!!!
マグロ、しまあじ、明石のタイ、よこわ、ハリイカの5種類。
豪華すぎますね~!どれも美しい!!!
むらさきウニ1枚(3,000円)
わたしこの世で一番うにが好きなんです!メニューにあるのを見て「うにあるんですね!?」と聞くと
「そやねん、ええうに入ってんねん」とにっこにこで答えてくれたお父さん。迷わず注文。
しっかり甘みがありミョウバンを使っていないため全く臭みナシです!
この値段で1枚のうにが食べられるなんて信じられません。こちらもほぼ儲けはないとのこと。すごいなあ。
看板名物のすじ煮(900円)
これはうどんえんどうの看板名物です。
「にくの匠 三芳」さんから仕入れた最高峰のすじ肉を特製の出汁にからめています。シンプルですが、素材の良さとお母さんの絶品の出汁がマッチして最強の牛すじに仕上がっています。
これを頼まないとうどんえんどうさんに来た意味がないと言っても過言ではないです。
超絶品の牛すじ揚げ
こちら、上記の牛すじを串揚げにしたものでメニューには載っていないかもしれまれん。最初に頂いた時はお母さんから、「牛すじの串揚げおいしいけどどう~?」と言っていただき注文。
ぶっとぶほどの美味しさにビックリしました。すじの仕入れ状況によってはない日があるので、試しにあるか聞いてみるとよいかも。
しかしうどんえんどうの料理は想像をはるかに超えてくるクオリティです。味付けと揚げ加減などすべてが一流ゆえにこの感動が生まれるのでしょう。
自家製コロッケ(600円)・エビフライ(700円)
自家製コロッケとエビフライです。まずコロッケですが信じられないくらい美味しいんです。ほっくほくのじゃがいもとミンチ肉が中で絶妙な柔らかさで絡み合っていて、若干とろとろ感あり。衣はサクサクで口にいれた瞬間にうま味があふれてきます。
おいしすぎておかあさんに「これ売ってくれませんか」と言っちゃいましたよ。
エビフライはぷりぷりで甘みもあり、揚げ方はコロッケ同様サクサクでこちらも絶品です。
牛すじカレーうどん
こちらは牛すじカレーうどんにきつねをトッピングしたわがままオーダーです。ちょっと調子に乗ってやっちゃいました。
牛すじカレーうどんでも十分すぎるほどおいしいです!うどんえんどうに通ううちにあれもこれも食べたいという欲が抑えられなくなっています。
日本一美味しいカレーうどんだと思っています。普通のうどんも美味しいですがカレーうどんも期待を通り越す美味しさ。ぜひ頼んでみてください。
日本酒のメニューが豊富
有名どころの飛露喜、十四代に加えて日高見という限定的に仕入れているものもあり、お父さんの好みでその日のラインナップが若干かわります。
「限定酒」というメニューがありその日しか仕入れていない日本酒があるのでレアなものに出会えるかもしれません。
まだまだ紹介したいメニューはありますが主力選手をとりあえず紹介しました。
何を頼んでも美味しいから心配いりませんヨ!
うどんえんどうは予約できる?
ランチ:予約できない
ディナー:予約できる(電話のみ)
予約についてですが、できるのはディナーの予約のみで、ネット予約はできず直接電話のみです。
ランチタイムは予約はとっておらず来た順に案内。ここ最近かなり人気になってきていて、混雑時は階段のところに行列ができることもあるそう。
ランチは880円でかなりお得なのでぜひ初回はランチから行ってみてほしいです。
うどんえんどうは穴場の名店!あと数年で店をたたむ?
■街中からは少し離れていて穴場的存在の名店
■店主と女将の人柄の良さが料理に出てハイクオリティな料理を生み出している
■あと数年で店は閉めると決めている
場所は京都東山区の今熊野で八坂通りからだと15分~20分ほどの場所。歩くと30分はかかる場所にあり穴場の名店と言えます。
店主の遠藤さんは魚屋時代に培った経験と築いてきた人脈、信頼関係を武器にうどんえんどうを作りました。
すじ肉を提供する「にくの匠 三芳」さん、麺を提供する「齋華」さんが特別にうどんえんどうさんに仕入れるのはこれまでの信頼関係があるからでしょう。
良いものを提供したいという想いから売り上げを重視せず、人と人とのつながりを大切にするお二人の人柄が多くの人に愛される理由だと思います。
そんな名店うどんえんどうさんですが、長く続けるつもりはなくあと数年でお店は閉めると決めているそうです。こんな名店なのに…(涙)。
今しかないお店なのでぜひ行ってほしいです。
まとめ
今回は京都の名店「うどんえんどう」さんの情報をお届けしました。
■原価率100%のメニューはどれも絶品!
■「にくの匠 みよし」さんから仕入れた牛すじを使ったすじ煮はマストで!
■中華の超有名店「齋華」さんから仕入れる麺は昼と夜で違う
■ランチは880円、夜のコースは3500円と破格
■いつでもアラカルトメニューは頼める
■店主の遠藤さんは元魚屋で、目利きのプロ
■あと数年でお店を閉める(涙)
■大将と女将の人柄が料理に現れている
【住所】京都府京都市東山区今熊野池田町4−14 レッドケンビル B1F
【営業時間】11:30~13:30、17:30~20:30※月・火曜定休
【電話番号】080-8746-1060
【アクセス】市バス 今熊野(バス)駅から徒歩2分
【決済方法】現金のみ
ぜひこの記事を参考に、京都の穴場人気店「うどんえんどう」さんに行ってみてくださいね!
どのメニューも美味しくてお客さん想いの素敵なお店です♪
うどんえんどうのお魚は新鮮でものが良いだけでなく、その時に良いものを出すというこだわりがある。まさにプロフェッショナル!